J.S.Aワイン検定とは?

J.S.Aワイン検定とは、日本ソムリエ協会が主催する検定試験です。ソムリエ試験などはプロを対象としており条件を満たさないと受験できませんが、こちらはワインの普及を目的としているので、二十歳以上でワインに興味があればだれでも受験することができます

ブロンズクラスシルバークラスがあり、ブロンズは「家庭で楽しくワインを飲む」、シルバーはブロンズ認定者を対象に「レストランやワインショップでソムリエに相談したりアドバイスをもらいながら好みのワインを選んでいく」ための知識を習得していきます。合格すると認定カードと認定バッヂがもらえます。


では体験談を交えて解説していきます!

ワイン検定ブロンズクラス

試験について
試験の開催は4月と9月の年2回。申込みは約2ヶ月前からです。受験料はテキスト込みで11000円。
テイスティングの試験はなく、3択のマークシートのみ。
50問中70%以上が合格ラインです。試験の前に講習会があり要点を学べます。

会場は講師により、いろいろな場所で開催されています。会議室だったり、ワインバーだったり。ただ近いというだけでなく、ぜひピンときた会場・素敵だなと感じる講師を選びましょう。

合格率は?難易度は?
合格率は95%を超えると言われています。なので難易度は低い試験の方です。直前の講習会でも講師がかなり要点をついた解説をしてくれるので頼もしいです。ワインの歴史や28種類のブドウ品種も出題範囲なので、なめていると合格を逃すので注意です。

おすすめの勉強法
同じ会場で受験した人のなかには一夜漬けという人もいました。ですがやはり短期間で詰め込んだものはすぐ忘れてしまいます。その後ワインライフを楽しみたいなら、余裕をもって1ヶ月くらいかけてテキストを読み込むことがおすすめです。

テキストは検定の申し込みをすると1週間ほどで郵送してくれます。

全48ページ。黄色いラインの引いてあるところを中心に覚えていきましょう
私のときは講師が学習ポイントを何回かに分けてメールをしてくれました(これは講師によると思われます)


講習会の様子
私はワインショップ併設のワインバー内(丸の内エノテカ)での講習と試験でした。
ソムリエがワイングラスでお水まで提供してくださり、おしゃれな場所でワクワク気分も盛り上がります。
講習は休憩を挟んで90分。この講習はかなり大切なので、聞き逃さず集中してください。落とすための試験ではなく、みんなに合格してほしい!そんな講師の思いが伝わってきます。

試験の様子
講習後10分の休憩をはさんですぐに試験です。3択のマークシートで全50問。時間はたっぷりあるので、問題をよく読んで落ち着いて受けましょう。見直す時間もちゃんと確保できると思います。試験時間は40分ですが、早い人だと15分ほどで終了してしまうと思います。えんぴつと消しゴムをお忘れなく!

試験終了後のイベント
試験終了後はテイスティング会やワイン会などの開催があります(講師による)。自由参加で別料金です。もし時間やお金に余裕があれば、ぜひ参加しましょう。講師に質問したり、ここでワイン好きの仲間をつくるチャンスです。仕事の会食のために受験した人、お酒がただ好きな人、ヨーロッパ旅行でワインにはまって・・・老若男女、色んな人が参加していて面白いです。講師がこの日のために、学んだ知識に沿った美味しいワインを用意してくれているはずです。


合否の結果通知
採点後、講師から合否の通知がメールで届きます。合格するとしばらくしてから認定カードと認定バッヂが届きます。ワイングラスのバッヂ。これはかわいくて嬉しい。


受験の動機
糖質制限をやっているときに、糖質高めの醸造酒の中でも赤ワインは比較的糖質が低く健康にもよいと知り、ハマってしまいました。どうせ飲むなら勉強してみたいな、ワインエキスパートはハードル高そうなので、まずはワイン検定から・・・と受験に踏み切りました。

受験してよかったこと
ブロンズクラスでは家庭で楽しくワインを楽しむための基礎的な知識を身につけることができます。ブドウ品種に関する知識を中心に、ワインの歴史、醸造法、保存方法、料理とのペアリングまで、確実にワインライフが向上すること間違いなしです!

受験前「ボルドーとブルゴーニュ、カベソーとピノ・ノワールの違いは分かる。赤は常温。白は冷やすんでしょ?ワインは安くていろんな品種が楽しめるコノスル(チリワイン)で充分。グラスは1個を使いまわしている。」

受験後「有名なぶどう品種と主な産地がわかります。ブドウごとの特徴もざっくり習ったので、飲み比べたくなります。同じ品種でも国ごとの違いも試してみなくては。常温保存と言っても日本とヨーロッパの気温の違いもあり、そんな単純なものではなかったと知りました。なによりラベルもが読めるようになったというのは大きいです。ボトルの違いもわかったし。ショップで選ぶのが俄然楽しくなります!グラスも赤用・白用・泡用・・・いろいろ揃えてみたいな。」

いきなりワインエキスパート受けなくてよかったです。受験地獄に陥って挫折していたかもw ブロンズだと無理せずにベーシックな内容が楽しみながら学べます
趣味で学びたい方はまずブロンズからどうぞ!

ワイン検定シルバークラス受験体験記

試験について
ブロンズクラス認定者のみがシルバークラスに挑むことができます。
試験の開催は11月年1回。申込みは約2ヶ月前からです。受験料はテキスト込みで15000円。
テイスティングの試験はなく、3択のマークシートのみ。70問中70%以上が合格ラインです。試験の前に120分の講習会があり要点を学べます。

会場はいろいろな場所で開催されています。会議室だったり、ワインバーだったり、講師も個性があるので、ピンときた会場を選びましょう。
わたしはブロンズクラスでお世話になった先生とfacebookでつながったので、そのままシルバーもお世話になりました。

合格率は?難易度は?
合格率は90%を超えると言われています。なので難易度は低い試験の方です。ですが、ブロンズクラスと比べるとテキストも分厚くなり、覚える箇所も多いです。
よって前回よりも少し覚悟が必要です。ブロンズ同様、直前の講習会でも講師がかなり要点をついた解説をしてくれます。
日本、ヨーロッパ6カ国・新世界7カ国のワインの産地、主なブドウ品種・格付けなどをより詳しく学びます。

おすすめの勉強法
同じ会場で受験した人のなかには一夜漬けという猛者もいましたが、かなり勉強や暗記になれている、集中力に自信があるという人以外はおすすめしません!
やはり無理して詰め込んだものはすぐに忘れてしまうものです。1ヶ月くらいかけて、できるならブロンズ終了後すぐに勉強を開始してください。

テキストは検定の申し込みをすると1週間ほどで郵送してくれます。

全127ページ。前回と2倍以上の厚さで一瞬ひるみますw 黄色いラインの引いてある重要箇所を中心に覚えていきましょう。
定期的に講師がポイントをメールしてくれました(講師によるのかも)。久々に単語帳を購入して勉強しました。毎日少しづつ、繰り返しが基本です。


講習会の様子
私は有楽町交通会館の会議室での講習と試験でした。参加者7名だったのでアットホームな雰囲気です。講師との一問一答スタイルで楽しく進んでいきました。
講習は休憩を挟んで120分。この講習はかなり大切なので、一言も聞き逃さず集中して頭に叩き込んでください
みんなに合格してほしい!ワインを楽しんでほしい!そんな講師の思いが伝わってきます。

試験の様子
講習後、10分の休憩をはさんですぐに試験です。3択のマークシートで全70問。時間はたっぷりあるので、問題をよく読んで落ち着いて受けましょう。
見直す時間もちゃんと確保できると思います。試験時間は40分。

試験終了後のイベント
試験終了後は、テイスティング会に参加しました。(開催は講師による/自由参加/別料金)みんなで移動してワインバーで楽しくテイスティング会です。
ブロンズでは「仕事の役に立たせたい」という理由の方が多かったのに対し、今回はさすがブロンズを合格してきたメンバー!ワイン好き、酒好きが多いですw。


合否の結果通知
採点後、講師から合否の通知がメールで届きます。合格するとしばらくしてから認定カードと認定バッヂが届きます。
今回はボトル型のかわいいバッヂ。

受験の動機
ブロンズクラスが楽しかったので、シルバーも取得したい!だったらブロンズで勉強した流れで、忘れないうちに取得したい。他のみなさんも同じような動機で、同じ年にブロンズ→シルバーと続けて受ける人が多かったです。

受験してよかったこと
ブロンズクラスよりもさらに深い知識を身につけられます。もっともっとワインのことを知りたい、いろいろ飲みたいという気持ちが高まります
何よりもシルバーまで取得したいというワイン好きの仲間たちとの出会い、ワインの素晴らしさをたくさん知っている講師との出会い・・・。
仕事と関係ない趣味の仲間なので、この出会いは宝物だと思います。またワイン会やろうね、と連絡先の交換しました。

ブロンズ→シルバー→・・・じゃあ次はワインエキスパート!?
ワインエキスパートは難関の資格ですが、2つの認定カードが揃いちょっと自信がついたので挑戦したくなりますよ!